StudioLUNCHBOX

フリーランス3年目の映像クリエイター。スタジオランチボックス主宰の高橋雅紀がフリーランスとしての気づき、映像制作、シナリオ作成のTipsなどを紹介しています

オウンドメディアをフリーランスの自己発信の手段として考えてみた

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るかっち(@rukacchi1)です。
日本最大級のクラウドソーシング「ランサーズ」が主催する「人が集まる『オウンドメディア』講座」に参加してきました。

 
日々の業務に追われ新規顧客獲得のためのリソースが取れなかったり、そもそも営業が苦手だったり。
そんな僕ら、フリーランサーこそ、ブログを使った自己発信、いわゆるオウンドメディアの構築・運営をするべきだと思っていたので、
この機会に、分かった気になっているオウンドメディアについて、もう一度学び直してみようかなと思ったんです。

講座は初級編と中級編、それぞれ1時間の2部構成。
講義形式が続くのかと思いきや、2部ともにワークショップが導入されていて、実際どのようなプロセスで記事を作成していくのかを体感することができました。

企業がメディアを立ち上げる事にフォーカスしていたので、必ずしも講座の内容すべてがフリーランスの自己発信にも効果的というわけではないと思うんです。
それでも「こうすればいいんだな」という気づきはいくつも持ってかえる事ができました。

以下はその備忘録。そして講座から得たボクの印象です。

 目次

 オウンドメディアとは?

自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社ウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指す。

オウンドメディア - Wikipedia

加えて、SNSなどによるユーザーの投稿を主として形成されるアーンドメディア。
広告などに代表されるペイドメディアの3つを総称して、トリプルメディアと呼ぶ
現代の企業はこの3つのうまく組み合わせて、自社のマーケティングを行わなくてはいけない。

※ ごくごく一般のフリーランスで、ペイドメディアに手が出せる人は皆無でしょうし、その評価がSNS上にあふれかえるというのも考えづらいので、僕ら駆け出しのフリーランスが使えるメディアは、オウンドメディアのみ、という事になります。

オウンドメディアを作る目的

  1. 潜在顧客に自社の存在を知ってもらう 
  2. 潜在顧客に自社の商品・サービスを詳しく知ってもらう。
  3. 自社商品・サービスの購入につなげる
  4. リピーターをつなぎとめ、継続受注を促す(ファン化)

※ 動画クリエイターるかっちに当てはめてみると、

  1. 商品紹介動画を作りたいと思っている顧客に「フリーランスの動画クリエイターるかっち」がいるよという事を知ってもらい、
  2. るかっちの動画制作の知識とスキル(そして実績?)を伝え、
  3. 実際に動画制作のご依頼をいただき、
  4. そのさらに別の商品の動画制作のご依頼をいただける。

ような事が達成できるメディアを作り、発信できるといいのかな?と思います。
まぁ言うは易し、行うはなんとかです^^
特殊事情として、ボクは受注製作に加えて、オリジナルの作品の制作にも力を注いでいるので、そちらの認知や視聴も促したいなという感じです。

オウンドメディアがそれ以外の集客の手法よりも優れている部分

それ以外の手法としてあげられていたのは、以下のような物です(googleさん定義)。

後まだなにかあった気がしますが^^;
そしてこれらのメディアと比べて、オウンドメディアが優れているのは

より多くの潜在顧客に対し、購入からファン化までを促せる費用対効果が高い施策

だからとの答え。
フリーランスとしては、お金のかかる施策はできないので、集客の手法にも限界があるという現実があります^^;

なぜオウンドメディアは費用対効果が高いのか?

オウンドメディアはストック型の施策であり、一度作ったら、費用をかけなくても集客ができる仕組みになっているから。

※ 例えば、バナー広告の場合、お金を払って広告を掲載している間は、多くの人が自社サイトなりECサイトを訪れてくれますが、掲載をやめた途端、サイトへの流入も止まります。

このように結果を得るためには、都度なんらかの手間(人的リソースだったり、お金だったり)をかける必要がある物をフロー型といいます。


対して、オウンドマディアは自社で運営されているため、掲載期間がありません。
広告枠という概念もありません。
自然検索からの流入がメインなので、広告出稿費も発生しません。

コンテンツが少ないうちは流入する人も少ないけれど、コンテンツが増えるにつれて流入する人も増えていく
けど、コストはあまり変わらない。これをストック型といいます。

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自分に置き換えて考えますと、
クライアントからの依頼を受けて、動画を作成するのは、フロー型のビジネス。
動画素材集を作って、シャッターストックやPixtaなんかで販売したり、
自分の動画制作ノウハウをブログに書いて、そのブログから広告収入を得る、というのはストック型ビジネスといえるのかな?と思います。

この「ストック型である」という部分こそ、ボクがオウンドメディアによる自己発信が重要なんじゃないかと思っている部分です。

クリエイターとしての自分の知見や、実績、スキルを使ったTipsなどをコンテンツ化してメディアにアップロードしておけば、得意とはいえない営業に時間と気力を取られる事なく、継続的に新規のお問い合わせ、案件受注に結び付けられるんじゃないのかな?と思うのです。

と、このあたりまでがだいたい初級編の内容でした。 
思ったよりも紙面を取られました。

中級編は別エントリーにしますよっと。