StudioLUNCHBOX

フリーランス3年目の映像クリエイター。スタジオランチボックス主宰の高橋雅紀がフリーランスとしての気づき、映像制作、シナリオ作成のTipsなどを紹介しています

旅中最高値の飯を食う。バンコク旅日記三日目

3日目。
実質最終日。
そしてノープラン。
とりあえず市バスとBTSでサイアムへ。サィヤームが正しい発音。

サイアムから路線を乗り換えオンヌットへ。
スッキリ整備された駅前がタイを感じさせない。駅直結でスーパーマーケット。
イトーヨーカドー的なフードコートがお出迎えしてくれる。

タイ近代美術館の最寄り駅だと勘違い。
再び車上の人になり、BTSの最終駅モチットへ向かう。
BTSはモノレール。
推定ビル三階程の高さを走る車両からは、遠く近くにバンコク高層ビル郡が見える。車両は窓の空かないエアコン完備。頭上の液晶モニターからは、見知ったタイスター達のCMが流れてる。
流れる景色は、TXか、武蔵野線か。
耳を塞ぎたくなるエンジンとクラクションの音も届かない。
静かな車内。心地よいが旅情は感じない。

モチットへ到着。
ここからタクシーで20分程との事。めんどくなってやめる。

戦勝記念塔に目的地変更。
グルリと塔を取り囲む歩道橋を歩く。
お腹が空きました。
冒険心を出して、ザ・屋台です的ブルーテントに潜り込む。
あっという間に客引きに捕まり、タイ語で捲し立てられて、まぁいいか、と思いヌードルを頼む。ついでに水も。

うーむ。
色がすごい。ヌードルがくっついて、ほぐれない。
まぁこういう場所は雰囲気を楽しむ物だしな、と目をつぶる。
お勘定!

450バーツ。
高すぎんだろ!ふっかけられると判ってはいたが、高すぎんだろ!
アユタヤ、12往復できんぞ!
少しモヤッとした気分になる。

サィヤームに戻る。
タイドラマのロケ地として頻出するサィヤームセンターを散策。
まだ昼を少し過ぎただけという時間なのに、学生の多い事多い事。
さぼってんの?試験期間中?
まぁどうでもよろしいが。

レストラン街で口直し。
大戸屋やよい軒モスバーガー丸亀製麺と、
市内のフードコートは日本食に席巻されてる。
やるな、日本の外食産業。

おしゃれなヌードル屋に入って、ヌードルを頼む。

ごらんください。この澄んだスープ。
さっぱりした味わいは日本人の舌にも合うでしょう。
麺もツルリとした喉ごしで、これなら5年もすれば東京進出間違いなし。
こちらで58バーツ。
ごちそうさまでした。

やることがない。
中華街から川沿いに抜けるミッションを敢行したのに、
降りる駅を間違えたあげく歩く方向も間違える。

しょうがないので、チットロムへ。
初日にビアガーデンがあった場所。汗を掻きつつ、クリスマスツリーを見上げ、ぼんやり。

退屈を楽しめるのは、幸せな事。

軽くシンハーをひっかけて、帰途に着く。
時間は7時。金曜日。
どこもかしこも大混雑。
BTSのチケット売り場は長蛇の列。コインオンリーの券売機が多いので、財布の中身を確認する。
札しかないと、両替所行き。
ちなみにメトロの券売機同様、機械の反応は鈍い。
コインは一度に一枚づつ。焦らずに。

土産物を買わねばならん。
おなじみ外国人向けナイトスポットアジアティークでお買い物。

甥姪妹向けにお菓子の形をソープを購入。
使い勝手は悪くても、見て楽しめる、うん楽しめる。きっと……。

バーツが手元に残ってる。
ここぞとばかりに買い食い。ソムタム一丁。パパイヤサラダ。
大きなすり鉢に材料入れて、ズリズリするのを見るのが楽しい。
タッパーから出した海老をのっけて出来上がり。
辛いが旨い。

お次はココナッツ直飲みモード。
ちょっとお口に合わないが、何事もまた経験だ。
チャーン片手に、土産を探す。
なんとなく飽きてきて、ホテルに戻る。
たぶん旅にも飽きてきてる。
現実に戻る準備ができた。

おまけの4日目。
11時に向かえのバスが来る。
初日同様ホテルの周りをグルリと回る。
もうあの衝撃はない。
空港内で追加の土産を購入。昼食食べたら、残ったバーツは7バーツ。
換金するまでもない。

また来よう。
と思う程には、ハマらなかったなと飛行場でぼんやり思う。

帰国して3日経ったら、次はもう少し気楽にのんびり過ごすのもいいかもな、と思ってるのが不思議。
おしまい。